医療脱毛を始めたものの「効果ない」と感じて不安になっていませんか?
実は、医療脱毛の効果がないと感じる背景には、毛周期や施術方法、個人差など明確な理由があります。
多くの方が3〜5回目から効果を実感し始めますが、部位によって必要な回数は大きく異なります。
この記事では、医療脱毛で効果を感じにくい6つの原因と、部位別の対策法、さらに何回で効果が出るのかの目安まで詳しく解説します。
あなたの今後の施術方針を明確にしましょう。
目次
医療脱毛の効果がないと感じる6つの原因
医療脱毛で期待した効果が得られないと感じる背景には、毛の成長サイクルや施術方法、個人差など様々な要因が関わっています。
照射後すぐには毛が抜けないから
医療脱毛の効果は施術直後には現れません。
レーザーが毛根を破壊した後、毛が自然に抜け落ちるまでには1〜2週間程度の時間が必要です。
この期間中は毛が生えたままの状態が続くため、効果がないと誤解されがちです。
実際には毛根がダメージを受けており、時間の経過とともに毛がポロポロと抜け始めます。
施術後すぐに変化がなくても焦らず、2週間程度は様子を見ることが大切でしょう。
成長期以外の毛には脱毛効果がないから
毛には成長期・退行期・休止期という3つのサイクルがあり、医療脱毛のレーザーは成長期の毛にのみ効果を発揮します。
施術時に成長期にある毛は全体の約20〜30%程度であるため、1回の施術では見た目に大きな変化を感じにくいのが現実です。
退行期や休止期の毛は後に成長期を迎えてから脱毛効果が現れるため、複数回の施術が必要になります。
毛周期を理解することで、効果が出ないという不安を軽減できるでしょう。
産毛や細い毛は時間がかかるから
産毛や細い毛は太い毛と比べてメラニン色素が少ないため、レーザーが反応しにくく脱毛効果を実感するまでに時間がかかります。
顔の産毛や背中の細い毛などは、通常の太い毛よりも多くの施術回数が必要です。
また、産毛は毛質が柔らかく目立ちにくいため、実際には効果が出ていても変化に気づきにくいという特徴があります。
産毛の脱毛では8〜10回以上の施術が必要な場合も多く、長期的な視点で効果を判断することが重要です。
照射漏れや出力が不足していたから
技術者のスキル不足や機器の設定ミスにより、照射漏れや出力不足が発生することがあります。
照射漏れが起きると、レーザーが当たらなかった部分の毛は脱毛効果を得られません。
また、痛みを軽減するために出力を下げすぎると、毛根を破壊するのに十分なエネルギーが届かず効果が薄れてしまいます。
施術後に明らかに毛が残っている部分がある場合は、照射漏れの可能性があるため、クリニックに相談することをおすすめします。
白髪や金髪には効きにくいから
医療脱毛のレーザーはメラニン色素に反応するため、色素の少ない白髪や金髪には効果が期待できません。
加齢とともに白髪が増えてくると、従来の脱毛効果を実感しにくくなることがあります。
特に男性の髭脱毛では、白髪混じりの毛があると部分的に効果が得られない場合があります。
このような毛質に対しては、メラニン色素に依存しない蓄熱式脱毛機や、ニードル脱毛などの別の方法を検討する必要があるでしょう。
エステ脱毛と医療脱毛を混同しているから
過去にエステ脱毛を受けた経験がある方は、その効果と医療脱毛を比較して効果がないと感じることがあります。
エステ脱毛は減毛効果にとどまるのに対し、医療脱毛は永久脱毛効果を目指すため、施術方法や効果の現れ方が異なります。
医療脱毛では一時的に毛が抜けた後、再び生えてくることもありますが、これは正常な過程です。
最終的な効果を判断するには、コース完了後の状態を見る必要があるでしょう。
医療脱毛の効果が出るまでの期間
医療脱毛の効果は段階的に現れるため、施術回数によって実感できる変化が異なります。
1回目から3回目は効果を実感しにくい
初回から3回目までの施術では、目に見える大きな変化を感じにくいのが一般的です。
毛周期の関係で施術時に成長期にある毛は全体の20〜30%程度であるため、1回の施術で処理できる毛の量は限られています。
施術後1〜2週間で一部の毛が抜け落ちますが、全体的な毛量の減少は実感しにくいでしょう。
この時期は毛根にダメージを与える準備段階と考え、継続的な施術が重要になります。
効果が見えにくくても焦らず、計画的に施術を受けることが成功への鍵です。
3回目以降から効果を実感し始める
3回目以降の施術から、多くの方が毛量の減少や毛質の変化を実感し始めます。
複数回の施術により異なる毛周期の毛にアプローチできるため、全体的な脱毛効果が目に見えて現れてきます。
毛が細くなったり、生えてくるスピードが遅くなったりといった変化も感じられるでしょう。
ただし、部位や個人の毛質によって効果の現れ方には差があります。
VIOや髭などの太い毛は比較的早く効果を実感できますが、産毛は時間がかかる傾向にあります。
ツルツルまでに必要な回数の目安
完全にツルツルの状態を目指す場合、部位によって必要な施術回数が異なります。
ワキや脚などの太い毛が多い部位では5〜8回程度、VIOは8〜10回程度が目安となります。
顔や背中の産毛については10回以上必要な場合も珍しくありません。
男性の髭脱毛では毛が特に太く密集しているため、10〜15回程度の施術が必要になることもあります。
個人差が大きいため、あくまで目安として考え、担当医師と相談しながら最適な回数を決めることが大切でしょう。
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【部位別】効果がない感じる原因と対策
脱毛部位によって毛質や肌の特徴が異なるため、効果の現れ方や必要な対策も変わってきます。
VIO
VIO脱毛で効果を感じにくい主な原因は、毛が太く密集していることと色素沈着の影響です。
デリケートゾーンの毛は他の部位より太く根深いため、毛根を完全に破壊するのに時間がかかります。
また、下着の摩擦による色素沈着がある場合、レーザーが肌のメラニンにも反応してしまい、毛根への効果が分散されることがあります。
痛みを軽減するために出力を下げすぎると、十分な効果が得られない可能性もあるでしょう。
VIOは他の部位より多くの回数が必要であることを理解し、長期的な視点で取り組むことが大切です。
顔
顔脱毛の効果を感じにくい原因は、産毛の特性にあります。
顔の毛は細く色素が薄いため、レーザーが反応しにくく効果が現れるまでに時間がかかります。
特に頬や額の産毛は、太い毛と比べて10回以上の施術が必要な場合も珍しくありません。
また、顔は敏感な部位であるため、痛みを考慮して出力を控えめに設定することが多く、これも効果を実感しにくい要因となります。
顔脱毛では蓄熱式脱毛機を使用するクリニックも多く、従来の熱破壊式とは効果の現れ方が異なることも理解しておきましょう。
腕・背中
腕・背中脱毛で効果を感じにくい原因は、部位による毛質の違いと照射の難しさです。
腕は太い毛と細い毛が混在しており、細い毛の部分では効果が現れにくいことがあります。
背中は全体的に産毛が多く、レーザーが反応しにくい毛質であるため、効果を実感するまでに時間がかかります。
また、背中は施術者が照射しにくい角度があるため、照射漏れが起こりやすい部位でもあります。
腕や背中の脱毛では、毛質に合わせた機器選択と丁寧な照射が重要になるでしょう。
髭
髭脱毛で効果を感じにくい原因は、男性特有の毛の太さと密度の高さです。
髭は体毛の中でも特に太く根深いため、毛根を完全に破壊するのに強いエネルギーと多くの回数が必要になります。
また、髭の生える範囲が広く毛の密度が高いため、1回の施術では処理しきれない毛が多く残ってしまいます。
青髭の原因となる皮膚の下に埋もれた毛根部分まで効果を届かせるには、継続的な施術が不可欠です。
髭脱毛では10〜15回程度の施術が必要になることも多く、根気強く続けることが成功の鍵となります。
医療脱毛10回で効果がない場合の対処法
10回の施術を受けても効果を実感できない場合は、まず施術内容の見直しが必要です。
照射出力が適切でない可能性があるため、担当医師に相談して出力の調整を検討しましょう。
また、使用している脱毛機が自分の毛質に合っていない場合もあります。
熱破壊式と蓄熱式では効果の現れ方が異なるため、機器の変更も有効な選択肢となるでしょう。
毛周期に合わせた適切な間隔で施術を受けているかも重要なポイントです。
セカンドオピニオンとして他のクリニックでの診察を受けることで、客観的な意見を得られます。
契約時の保証制度を確認し、追加施術や返金について相談することも大切です。
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医療脱毛の効果に関するよくある質問と回答
医療脱毛を検討している方から寄せられる効果に関する疑問について、具体的な回答をまとめました。
医療脱毛はぶっちゃけ何回くらいで効果が出る?
効果を実感し始めるのは3〜5回目からが一般的です。
ワキや脚は5〜8回、VIOは8〜10回、顔や背中の産毛は10回以上が目安となります。
男性の髭脱毛では10〜15回程度必要な場合もあります。
毛質や肌質により個人差があるため、担当医師との相談で最適な回数を決めることが重要でしょう。
医療脱毛の効果はぶっちゃけ何回で実感できる?部位別に細かく解説
医療脱毛で完全に毛が生えなくなる?
永久脱毛効果は期待できますが、完全に毛が生えなくなるわけではありません。
永久脱毛の定義は「施術から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下」です。
ホルモンバランスの変化で新たに毛が生える可能性もありますが、大幅な減毛効果により自己処理の頻度を格段に減らすことは可能です。
効果がない場合の返金は可能?
返金制度はクリニックごとに異なるため、契約前の確認が必要です。
明らかな施術ミスの場合は追加施術や返金に応じることもありますが、個人差による効果の違いは返金対象にならないことが多いのが現実です。
契約時に保証内容を詳しく確認し、不明な点は納得できるまで質問することが大切でしょう。
まとめ
医療脱毛の効果がないと感じる主な原因は、照射後すぐに毛が抜けないことや成長期以外の毛への効果がないこと、産毛・細い毛の脱毛に時間がかかることなどが挙げられます。
効果を実感できるのは一般的に3〜5回目からで、ワキや脚は5〜8回、VIOは8〜10回、顔や背中の産毛は10回以上が目安となります。
部位別では、VIOは毛が太く密集し色素沈着の影響を受け、顔は産毛の特性により効果が現れにくく、髭は男性特有の太さと密度の高さが原因となります。
10回施術しても効果がない場合は、照射出力の調整や脱毛機の変更、セカンドオピニオンの検討が必要です。
永久脱毛効果は期待できますが完全に毛が生えなくなるわけではなく、返金制度はクリニックごとに異なるため契約前の確認が重要です。