「ダーマペン4とケミカルピーリングはどっちがいいかな?」
「どちらが効果があるのかな?」
こんなことを疑問に思っていませんか?
ダーマペン4とケミカルピーリングは組み合わせて施術を受けていただくのがおすすめです。
なぜならダーマペン4とケミカルピーリングは効果が少し違うからです。
この記事では下記について詳しく解説します。
- ダーマペン4とケミカルピーリングはどっちを選ぶ?
- ダーマペン4について
- ケミカルピーリングについて
この記事を読めばダーマペン4とケミカルピーリングのどちらにしようか迷っていたあなたも、両方の施術を検討するはずです。
それではご覧ください。
ダーマペン4とケミカルピーリングは併用がおすすめ
ダーマペン4とケミカルピーリングは併用がおすすめです。
ダーマペン4は、肌に針を刺すことで極小の穴を形成し、コラーゲンの生成を促進。肌質を改善する治療です。
ケミカルピーリングと併用することで、ダーマペンで開いた穴に、ケミカルピーリングの薬剤が浸透し、相乗効果が期待できます。
なので、ダマーペン4とケミカルピーリングは併用していだだくのがおすすめです。
ダーマペン4について
ダーマペン4は肌の再生能力を高めることを目的とした皮膚再生治療器具です。
具体的にどのような施術を受けることができるのか、どのような仕組みで効果が生まれるのか確認していきましょう。
ダーマペン4とは
ダーマペン4とは、極細の針で皮膚に微細な穴を開ける機械です。
目に見えないほどの小さな穴を開けることで、肌が本来持っている再生能力を活性化させることを目的としています。
人間の肌は、外から何らかの刺激を受けて傷ができると、それを元通りに治そうとします。
これは「創傷治癒力」と呼ばれるもので、ダーマペン4はこの力を活かした美容施術機器なのです。
単に肌が再生するだけではなく、傷を治そうとする過程では、線維芽細胞が活性化してコラーゲンやエラスチンを大量に産生します。
これはお肌のハリやみずみずしさの元となる成分。
これによって肌の若返りを促すことができるのです。
また、ニキビ跡や小じわ、毛穴の開きといった肌トラブルも改善し、ハリのある素肌を実現することを目指します。
ダーマペン4の特徴
ダーマペン4以前にも、お肌の再生能力に着目した美容機器は存在しました。
では従来の美容機器とダーマペン4は何が違うのでしょうか。
まず着目したいのが機器の形状です。
ダーマペン4はローラータイプではなくペンタイプなので、肌に対して垂直に針が入ることになります。
これによって肌へのダメージが少なく、痛みや出血も軽減されることになります。
「肌に針を刺す」と聞くとどうしても尻込みしてしまう、という人も多いですが、痛みが軽いと分かれば安心できるのではないでしょうか。
また、ペンタイプなので細かい箇所への施術も可能になりました。
従来のローラータイプはどうしても難しかった目の周囲などの狭い場所や、鼻やフェイスラインといった湾曲した部位にも対応できるようになり、より幅広い肌トラブルを改善できるようになったのです。
従来の器具に比べ、肌に差し込む針の深さを調節できるようになったというのも注目すべきポイントです。
肌は層になっており、症状によって働きかけるべき層が異なります。
ダーマペン4は針をどこまで刺すか細かく調節できるので、より効果的に施術を行うことができます。
毛穴治療などごく浅い箇所への施術から、ニキビ跡の凸凹治療のための深い箇所まで。
それぞれの症状にあった深さを0.1ミリメートル単位で調節することができます。
また針の種類や穿刺速度を組み合わせることにより、より満足度の高い結果を得られるようになるのです。
ダーマペン4の仕組み
ダーマペン4は肌に対して垂直に針を刺し込むことで、肌に微細な穴を一時的に形成します。
穴が開いた肌は本来持っている自然治癒力を発揮し、コラーゲンやエラスチンを作り出しながら再生していきます。
これによってハリや弾力のあるなめらかな肌へと導いていくのです。
更にダーマペン4によって開いた穴に成長因子を含む美容成分を流し込むことで、更に効果をアップさせることも可能です。
肌の引き締め効果やリフトアップ効果も同時に期待することができます。
針を刺す深さや速さを調節することができるので、それぞれの肌に合った施術を受けることができます。
ダーマペン4のダウンタイム
せっかく施術を受けたのに、アフターケアを失敗してしまっては元も子もありません。
ダウンタイムについてしっかりと理解しておく必要があります。
ダーマペン4による施術を受けると、施術直後は肌に赤みや腫れが出ることがあります。
微細とは言え肌に穴を開けるのですから、これはどうしても避けられません。
このときの肌は軽く炎症を起こしている状態なので、三時間ほどは何も塗布しないようにしましょう。
それ以降は化粧水やクリームが使えますが、酸が配合されていないものを選ぶ必要があります。
腫れや赤みは時間が経てば消失します。
翌日には目立たなくなることが多いですが、長い針による施術をうけると3~4日赤みが残ることがあります。
炎症や赤みが強いように感じるときは、一度医師に相談するようにしましょう。
洗顔は翌日から可能で、首から下のシャワーは当日から可能です。
ただし入浴やサウナは当日は控えるようにしましょう。
血行がよくなりすぎて、赤みや腫れが強くなってしまう可能性があります。
また、同じ理由で当日の飲酒も控えましょう。
メイクは翌日から可能です。
施術を受けた肌はダメージを受けやすい状態になっているので、日焼けをするとシミになってしまいます。
施術の前後は日焼けしないよう十分注意してください。
ダーマペン4による施術は、繰り返し行うことで高い効果を得ることができます。
一ヶ月ほど空ければ再施術が可能で、五回ほど繰り返すのがおすすめです。
ケミカルピーリングについて
副作用が少ない、痛みが少ないという理由で人気なのが「ケミカルピーリング」です。
具体的にどのような施術なのか確認してみましょう。
ケミカルピーリングとは
ケミカルピーリングとは、皮膚の表面に酸性の薬剤を塗り、毛穴につまった汚れや古い角質を溶かす施術のことです。
「酸を塗る」と聞くと不安になるかもしれませんが、取り除くのは本来であればターンオーバーで外に排出されるはずだった古い角質です。
施術によってターンオーバーを活性化させ、ニキビや小じわと言った肌トラブルを改善することを目指します。
ケミカルピーリングは副作用の心配が少ない施術としても注目されています。
少しピリピリした感じやかゆみが残ると言われていますがそれも軽微なもので、ダウンタイムがほとんどないので、忙しい人でも問題なく施術を受けることができます。
仕組み
ケミカルピーリングには、肌のターンオーバーを整える働きがあります。
人間の肌は約一ヶ月ごとに生まれ変わり、古くなった肌は垢や老廃物となって体外に出ていきます。
これがターンオーバーです。
肌は外から見て「表皮」「真皮」「皮下組織」にわかれていますが、ターンオーバーは一番外側の表皮部分で起こります。
表皮の細胞は「基底層」と呼ばれる部分で生まれ、形を変えながら外側へと押し上げられていくのです。
このターンオーバーのシステムが乱れてしまうと、乾燥やくすみ、毛穴の開きやニキビと言った肌トラブルが起こりやすくなります。
肌表面に古い角質が溜まってしまうからです。
ケミカルピーリングはこの肌に溜まった古い角質層を取り除く働きがあります。
すると肌を生み出す基底層が「肌が薄くなった」と感じ取り、新しい細胞をどんどん生み出します。
これによってターンオーバーが促進され、肌がみずみずしく美しい状態に生まれ変わっていくのです。
肌が健康になるので、当然肌トラブルも起きにくくなり、煩わしいケアからも解放されることになります。
効果
ケミカルピーリングは古い角質を取り除く効果があるため、角質が原因となる毛穴の詰まりやニキビに最適な治療方法です。
ニキビが発生する原因も様々ですが、角質が厚くなることもその一つ。
ターンオーバーが滞った結果角質が厚くなると、毛穴の出口が狭くなり、分泌された皮脂が毛穴から出ていけなくなってしまいます。
すると皮脂が皮膚の下に溜まっていき、これがニキビになってしまうのです。
皮脂が溜まった状態のニキビは「白ニキビ」と呼ばれますが、皮脂が酸化して炎症を起こすと「赤ニキビ」に、感染を起こして膿を持つようになると「化膿ニキビ」になります。
この化膿ニキビの状態が長く続くと、角質層の一部が壊れてニキビが治った後も、色素沈着が起きたり皮膚が凸凹が残ってしまうことがあります。
こうした状態を防ぐためにも、早めに効果の高い治療を行うことが大切です。
おすすめのケミカルピーリング
ケミカルピーリングにもいろいろな種類がありますが、中でもおすすめなのが「サリチル酸マクロゴール」と「マッサージピール」です。
サリチル酸マクロゴール
サリチル酸マクロゴールとは、その名の通りサリチル酸とマクロゴールを使用したケミカルピーリングです。
サリチル酸(BHA)は、角質軟化、融解作用を持つ優れたケミカルピーリング剤ですが、それと引き換えに赤みや痛み、炎症と言った副作用が大きいという欠点がありました。
そうしたサリチル酸の欠点を補ってくれるのがマクロゴールです。
マクロゴールは軟膏の基剤などに使用される医薬品添加物で、これにサリチル酸を溶かしたところ、酸が皮膚深部へ浸透するのを防ぎ角質層にのみ反応するようになったのです。
つまり新しい角質や真皮を傷つけることがなくなり、これまでの副作用が起きにくい安全性の高いケミカルピーリング剤になったのです。
サリチル酸マクロゴールは低刺激な薬剤なので、一般的に使用されているグリコール酸ピーリング剤が肌に合わなかった、という人でも試すことができます。
ニキビや毛穴の黒ずみ、たるみや小じわといった肌トラブルの改善が見込めるほか、乾燥肌の改善や肌質の向上など、肌そのものを整える効果も期待することができます。
ただし一度の施術で劇的な効果を上げるものではないので、効果を実感するためには繰り返し施術を受ける必要があります。
治療の間隔は一週間以上空ける必要があるので、スケジュールをしっかりと立てるようにしましょう。
マッサージピール
マッサージピールとは、イタリア製PRX-T33という特殊な薬剤を用いたケミカルピーリングです。
PRX-T33にはトリクロロ酢酸(TCA)と過酸化水素(H2O2)の他、コウジ酸が配合されており、シミ、そばかす、くすみといった肌トラブルを改善し、肌を白く明るくする効果が期待できます。
このPRX-T33最大の特徴は、皮膚の剥離を起こさずにピーリング治療を行えるという点です。
皮膚に美容成分を浸透させることで、肌の生まれ変わりを促すのです。
表皮の生まれ変わりを促すのはトリクロロ酢酸の役割です。
肌の真皮まで浸透すると、角化細胞や線維芽細胞の増殖因子を活性化させます。
過酸化水素はこのトリクロロ酢酸から表皮細胞を保護する役割を果たします。
過酸化水素はトリクロロ酢酸よりも早く皮膚に浸透するため、表皮表面をピーリング作用から守ってくれるのです。
コウジ酸は、メラニン色素を作り出す酵素「チロシナーゼ」の活性化を抑えてくれる働きがあります。
シミはもちろんのこと、くすみやニキビ痕、肝斑などにも効果があるとされています。
ヴェルベットスキンとは
マッサージピールとダーマペン4を組み合わせ、その相乗効果により高い効果を目指す「ヴェルベットスキン」と呼ばれる施術も存在します。
ダーマペン4の施術で肌に微細な穴を開けた後、その穴にマッサージピールを丁寧に塗り込み、馴染ませます。
こうすることで肌内部に美肌有効成分が浸透し、相乗効果を期待することができるのです。
ニキビ跡の原因・対策
ニキビ跡が残ってしまったら、どのように対応すればいいのでしょうか。
原因
ニキビ跡に対応するためには、まずニキビ跡の原因を知らなければなりません。
まずはニキビが治ったあとに残ってしまった赤いブツブツ。
これはニキビができたことで周囲の血液循環が乱れてしまい、血液が停滞することでできてしまった跡です。
血行不良はターンオーバーの乱れを生むので、肌の生まれ変わりがスムーズにいかなかった結果跡になってしまった、というものです。
茶色や紫の跡は、メラニン色素による色素沈着が原因。
そもそもメラニン色素は、肌を守るために生成されるもの。
紫外線やニキビの炎症から皮膚を守るために生成されたメラニン色素が、ターンオーバーの乱れによって体外に排出されることなく残ってしまったものが、茶色や紫のニキビ跡なのです。
対策
ニキビ跡を改善するためには、ターンオーバーを正常に戻すことが不可欠です。
そのためにはそもそもの生活習慣を見直す必要があります。
特に寝不足や無理なダイエット、過度な飲酒や喫煙は肌を荒らす良くない習慣。
特に睡眠は大切です。
肌を作る細胞は睡眠中に作られるため、十分な長さ、かつ良質な睡眠を取るように心がけましょう。
ターンオーバーを促すためには食事の内容を見直すことも大切です。
特に注目したいのがビタミンC。
コラーゲンの生成を促す他、メラニン生成を抑える働きも期待できます。
スキンケアも重要です。
美白効果のあるコスメを使ってみましょう。
また、保湿成分をしっかりと取り入れて肌荒れを防ぐことも大切です。
まとめ
ダーマペン4とケミカルピーリングについての理解は深まったでしょうか。
個々でも効果の高い施術ですが、組み合わせることでより効果を発揮してくれるということを紹介しました。
また、美容外科や美容皮膚科では施術を受けるにあたっての無料カウンセリングを行っています。
施術を受けるかどうか迷っている方、疑問や不安な点がある方は一度ご相談ください。